映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』は、第88回アカデミー賞「脚色賞」を受賞し、作品賞・監督賞・助演男優賞・編集賞・脚色賞と実に主要5部門にノミネートされた話題作です。

監督は「俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク」でも有名なポップかつユーモラスな作品に定評があるアダム・マッケイ。そして個性豊かで豪華な出演陣が勢ぞろい。

2008年に起こった「リーマン・ショック」により、経済は世界的に大混乱状態になる中、4000億円もの利益を叩き出した4人の人物がいました。映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』は、そんな4人の金融トレーダーによる実話を元にしたサクセスストーリーです。本作品には「お金稼ぎのコツ」に満ちていて、ビジネスマンにとって普段の仕事や投資、貯蓄に役立つヒントが盛りだくさんです。

 

<作品概要>

 

監督:アダム・マッケイ
出演:クリスチャン・ベール、スティーブ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピット

 

<ストーリー>

 

2000年頃、アメリカでは住宅ローン債権の金融商品に湧いていたが、その5年後ヘビメタ好きの変わり者トレーダーであるマイケル・バーリ(クリスチャン・ベール)は地道な調査の結果、格付けの高いはずの商品が少しずつ利回りを下げていることに気付き、サブプライム住宅ローンが債務不履行になるに違いないと予測。ウォールストリートの銀行家はヘビメタ野郎のそんな話は全く信じなかった。

 

マイケルは必ず市場崩壊が起こると信じ、いわば債権の保険となる「CDS(クレジット・ディフォルト・スワップ)」という金融商品に目をつけます。サブプライム・ローンの価値が暴落したとき巨額の保険金を手に出来るよう、急騰している住宅市場をこげつかせようと試みます。

若きウォールストリートの銀行家ジャレッド(ライアン・ゴズリング)は、マイケルの動きを察知し、その予測は正しいと確信。自ら「CDS(クレジット・ディフォルト・スワップ)」に多額の投資を行います。

 

 

低所得者に対して頭金なしで住宅ローンを組ませている大手銀行に不信感を持っていたマーク・バウムもまた、彼らの考えに賛同し「CDS」に投資をします。

そして既に引退した伝説の銀行家・ベン・リカートは、若き投資家ジェイミーとチャーリー2人の「CDS」市場への参戦を相談されており、彼らのウォール街への挑戦を後押しすることを決意。

2008年、いよいよ住宅ローン市場崩壊の兆候が現れ始めます・・・。

アウトローな職種の違う4人の男たちが「リーマンショック」の実態をリアルに暴いてゆくストーリー。実在の4人の金融トレーダーたちが、どのように危機を切り抜けたのか。そこには「お金稼ぎのコツ」が満ちています。